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小国アルミ工場 エンジン溶解の流れ

小国工場では主に自動車解体によって排出される廃エンジンを再度解体後、溶解し高純度のアルミニウムを製造しています。

なお、解体の際使われる熱源も、廃エンジンから排出される廃油を精製し使用しています。

エンジンの解体・破砕作業

小国工場に集積されたエンジンは、エンジンからそのままリサイクル可能な部品を解体した後、小割り機装着バックフォーを使用し破砕する事により、アルミニウムと鉄をおおまかに分別します。

破砕後、手作業により廃プラスチックやハーネス等を更に分別します。

自動車エンジンから分別された異物も品目ごとに分別することで、各種リサイクルが可能になります。

エンジンの溶解

不純物を取り除き廃油を抜いた後の解体エンジンは、回転炉に投入後溶解します。溶解温度の違いによりアルミニウムと鉄を分別し、高純度のアルミニウム合金を精製しております。

溶解後の焼鉄も製鋼メーカーにてリサイクルされ建設資材などになります。

循環型環境社会へ

溶解・焼却することによって排出されるダイオキシンへの配慮は、当社が一番力をいれている項目であり、環境への影響に関しても万全の配慮を致しております。

回転炉から排出される煙・ダイオキシンはバグフィルター付集塵機により0.032ngにカットすることが可能になり、国の定める公害基準を大きく下回る値を維持することが出来ております。

また回転炉を動かしている熱源もエンジンから排出された廃油を精製し使っています。

当社はこれからも皆様が安心してリサイクルできるような環境作り、次世代への環境負担を残さない更なる配慮を高めていきたいと思います。